仕様書のレビューをする時に持つべき視点とコツをまとめた
どうも、リョウです。
システム開発の過程では、多くの仕様書を作成します。仕様書はたいていその会社独自のフォーマットがあるので、そのフォーマットにそって書けば、大抵それらしい仕様書ができます。
で、出来上がった仕様書に不備がないか確認するためにレビューをします。
僕には仕様書をレビューする際に頭に入れている視点があります。
今回、多くのレビューをやるなかで自分なりにポイントをまとめたので公開します。
そのポイントとはこちら。
- 記載粒度
細かすぎないな、大雑把すぎないか?
その仕様書で記載すべきことか?
他の仕様書(上位・下位の仕様書)で記載すべきことではないか?
- 誤字・脱字系
誤字脱字がないか?
各所の日付は合っているか?
ですますの統一は取れているか?
- NGケース
入力値・出力値、上限値・下限値は明記されているか?
想定外の値が入力されたらどうなるのか?
- 例外
例外発生時の動作はどうするか?
エラーダイアログをだすか。ログを出力するか。
- 仕様の整合性
他の仕様書と整合性は取れているか?
過不足はないか?
お互いの仕様書で「あちらの担当です」状態にはなっていないか?
- 実現性
技術的に可能か?
より良い方法はないか?
見積もりの範囲内でできそうか?
リスクはないか?
- 注意制限事項
仕様書として、注記すべき点はないか?
制限はないか?
一番大事なのは、これら視点の2〜3個だけを頭にいれてレビューすること!!
というのも、これらの視点を全てを頭に入れてレビューをするのは経験として相当難しいです。全てを頭に入れてレビューすると、必ずモレが発生します。
これら視点の3個程度を頭に入れてのレビューが限界です。
ですので、何度も言うけど
2〜3個だけを頭にいれてレビューしてください!!
じゃあ、選択した2〜3個以外の視点でのレビューはどうすれば良いかというと、別の視点で再度レビューするんです。
ただ、実際これをやると時間的に大変なので、僕の場合は状況・立場に応じてレビューする視点を2〜3個に絞ってレビューをしています。
この方法を取り入れてからは、よい指摘ができるようになったと感じます。
どうぞ、お試しください‼
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